協働の取り組み
人口減少・少子高齢化の進展に伴う人口構造の変化や、個人の価値観の複雑化など、市民ニーズは多様化・細分化しています。また、本市は広域な市域となり、地理的特性や人口構造、経済活動など、異なる特徴を持つ地域から成り立っています。
このことから、地域が抱える課題は多種多様であり、行政による施策展開だけで、対応することが困難な課題もあり、市民の皆さんの自発的、自主的な活動である市民活動は、今後、ますます重要なものになっています。
そこで、各地域・各分野で活動されている市民活動団体との連携を深め、行政との協働による取り組みが必要となっています。
1 協働とは
性格の異なる2者以上の主体が、対等の立場に立ちそれぞれの目的を踏まえた上で、共通して取り組む目的及び事業を設定し、その事業における役割分担などを行うことにより、一つの事業を協力して推進することです。
2 市の取り組み
- いちはら地域づくり講座
本市では、多様な主体との協働を推進するため、「何か新しいことをしたい」、「誰かの役に立ちたい」という人を対象とした、市民向けの協働講座を開催しています。本年度の開催は、決定次第、本ウェブサイトでお知らせします。- 平成29年度事業
いちはら地域づくり講座・いちはら市民大学フォローアップ講座
今からはじめる市民活動 ~地域コミュニティに関わる楽しさを学ぼう♪~- 日時 平成30年3月3日 午後2時〜午後5時30分
- 会場 市民会館3階大会議室
- 内容
- 市民活動デビューをテーマとした講座
「地域の困ったをなんとかしたい!今からはじめる市民活動」 - 市民活動団体の事例発表・交流会
- 市民活動デビューをテーマとした講座
- 講師 認定NPO法人ちば市民活動・市民事業サポートクラブ代表理事 牧野昌子 氏
- 発表団体
- かずさのくに国府探検会(観光ガイドボランティアによる旧跡巡り)
- 傾聴の友「やすらぎ」(傾聴ボランティアによる施設訪問)
- 健幸寿命のばす会(体力測定方法などの指導)
- NPO法人報徳の会・内田未来楽校(うちだみらいがっこう)(木造校舎を活用した事業展開)
- 対象
- 市民活動に興味のある人
- 既に市民活動をしている人で他団体の活動を参考にしたい人
- いちはら市民大学卒業生
- 参加費 無料
- 定員 先着60名(当日は32名が参加)
- 出席者の感想(一部抜粋)
- 質問のコーナーで、より具体的な内容が分かり、よかったです。
- 事例発表を聞いて、熱意が伝わりました。質疑応答も活発で楽しかったです。
- 実際の活動が聞けて、よかったです。
- 市民活動のきっかけとなりました。ボランティア活動をいくつかしていますが、何となくやっていたので、新たな気持ちになりました。
- 事例発表の時間が10分だと短いのではないか。
- 事例発表した4団体の活気を感じました。いちはらのまちづくりのこれからを担っていくのだなと思いました。
- 平成29年度事業



3 本市での主な事例
No. | 事業名 | 事業概要 |
1 | いちはら環境フェスタ | 市民・企業・行政の協働により、総合的な環境啓発を行いました。 |
2 | 小湊鉄道沿線環境美化事業(花プロジェクト2018) | 市原市南部の観光振興事業として、小湊鉄道沿線に菜の花の種をまき、咲かせることにより、観光スポットを創出し、観光振興、沿線地域及び小湊鉄道の活性化を図ることを目的に行う事業です。毎年地域のボランティア等に各駅での種まきをお願いしています。 |
3 | 観光地おもてなし事業 | 本市を訪れる観光客への「おもてなし」として、小湊鉄道沿線の「地域住民」が主役となって、景観美化活動(倒竹木の伐採・花木の植栽等)を行うことに対する補助を行っています。 |
4 | 人権・男女共同参画推進フォーラム | 人権擁護委員、男女共同参画を進める市民活動団体及び、公募市民による実行委員会と共催し、企画立案から実行までを共働して行っています。 |
5 | 小湊鐵道イルミネーション列車 | 小湊鐵道の駅舎及び列車内をイルミネーションで飾り、「ふるさといちはら」の冬の景観を作るイベントです。駅舎の飾り付けを地元団体のボランティアにより行っています。 |
6 | バス交通等地域対策協働事業(コミュニティバス等運行支援補助) | 地域の住民で構成するコミュニティバス等運営団体に対し、コミュニティバス等の運営に係る費用の一部を補助します。 |