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「市民活動入門講座」開催報告

更新日:2019年04月08日

講座内容

「市民活動入門講座」を、平成31年3月20日(水曜日)にサンプラザ市原で開催しました。

1 概 要
講師の五井渕先生(特定非営利活動法人CRファクトリー)が市民活動を始める際の心構えや、団体を設立する際の留意点を説明した後、受講者がワークシートに自分の考えを書き出し、班ごとに共有する作業を行いました。
また、市民活動団体3団体による事例発表を行った後で、参加者を3班に分けて、市民活動団体が各班を順番に移動する形式で情報交換を実施しました。
最後に、五井渕先生から本講座の全体を踏まえた講評をいただきました。

2 学んだこと
人々の信頼関係や結びつきの多い社会では、相互の信頼や協力が得られるため、他人への警戒が少なくなり、治安・経済・教育・健康・幸福感などに良い影響を与え、社会の効率性が高まります。そして、人々と結びつくための有効な手段の一つとして、市民活動が挙げられます。
また、団体を立ち上げる際には、自分の中であたためている考えなどについて、5つの問い(①目的、②対象、③活動内容、④推進体制、⑤価値)を明文化しましょう。文章でまとめた内容が伝わりやすくなり、仲間を巻き込む力となります。
なお、情報交換の中で市民活動団体との質疑内容については、以下のとおりです。

(1) オリーブコミューン
(Q1)オリーブを育てる際に、野生鳥獣による被害があるのか。
(A1)オリーブはそのまま食べると渋いので、野生鳥獣による被害はない。
(Q2)団体に所属している人の年齢層はどのくらいか。
(A2)団体の年齢層は、70代が主体である。普段は、いろいろな人たちが関わっており、オリーブなどで整備された敷地は、さまざまな用途(キャンプ、遊びなど)で利用されている。

(2) 鶴舞踊りの会
(Q1)団体が平成27年度設立にも関わらず、活動がしっかりしているが、工夫していることはあるのか。
(A1)鶴舞踊りを知っている地元の人が中心になって活動していることが大きい。また、和光大学の学生も協力していただいている。
(Q2)今後の活動は、どのようなことを考えているのか。
(A2)自分たちのペースで安全に活動していきたい。

(3) もぐらの冒険~遊び場・集い場~
(Q1)子どもと一緒に、大人も引っ張り出すという手法は面白いが、何か考えがあるのか。
(A1)大人は、子どもを遊ばせていると何もしないか、全てに指図するケースが多い。
(Q2)子育てが終了した人も参加できるのか。
(A2)参加できる。ただし、子どもに、いろいろ指図しない人が望ましい。

3 講座風景

五井渕先生による講義

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グループ共有

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事例発表(オリーブコミューン)

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事例発表(鶴舞踊りの会)

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事例発表(もぐらの冒険~遊び場・集い場~)

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3班に分かれての情報交換

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