【取材日記】市原シニアアンサンブルこすもす
更新日:2025年05月19日
今回の取材先は市原シニアアンサンブルこすもすです。代表の松永さんから活動にかける思いなど貴重なお話をたくさんお伺いすることができました。市原シニアアンサンブルこすもすは、毎週木曜日にちはら台コミュニティセンターで音楽好きなお年寄りが集まり合奏練習を行なっている団体です。
毎年12月に実施しているクリスマスコンサートや市文化祭でのアンサンブルフェスタへの出場、高齢者施設への訪問演奏など年間を通して活動に取り組んでいます。演目はタンゴやクラシック、演歌など参加者が楽しめるように様々なジャンルに毎回挑戦しています。
活動を初めたのは15年前。当時、県内ではいくつかのアンサンブル団体がありましたが、「市内でもやりたい!」という団員2人の思いが実を結び今に至っています。松永さん自身は団員募集のチラシを見たのをきっかけに活動に参加するようになりました。
「当時、私はエレキベースギターを演奏していたのですが、オーケストラなのに低音の楽器も募集していたのが不思議で興味を持ったんです」と松永さん。
演奏会では、オーケストラで扱う楽器はもちろん、ピアノ、ギターやキーボードなどあらゆる楽器を奏でながら毎回ステキな音色を参加者に届けています♪
苦労していることは、楽譜の調達と団員への気遣い。各自が持ち寄った楽器による演奏なので市販の楽譜が使えないこと。さらに、そのときどきの楽器構成に合わせた楽譜の手直しがが絶えず必要になることです。
現在、団員は28名。技量に差があるので、練習ではお互いにカバーしあっているのが印象的です。
「"みんなで楽しく演奏すること"がモットーなので、参加者に楽しんでもらうように毎回雰囲気作りに務めています」と松永さん。
やりがいを感じるときは、練習を重ねていくうちにそれぞれの楽器の良さが出てきて素敵なハーモニーを奏でることができたとき。また、演奏会で来場者から嬉しい言葉をいただいたときは「また頑張ろう!」という気持ちになれるそうです。
最近では、市内のほかの合奏団との合同演奏会も行うなど、大変マルチに活動に取り組まれています。実際に、6月に実施される演奏会では「国分寺台フラウエンコール」さんとコラボして、楽器による演奏だけでなく合唱も楽しめる内容となっています。
演奏会は6月19日(木)に市原市市民会館で行われます。梅雨時の憂鬱な気分を吹き飛ばす雨上がりコンサートとなっております。詳細については以下のチラシをご確認ください。今回の記事を読んで少しでも興味を持たれた方は、この機会にぜひ足を運んでみてはいかがですか。きっとあなたにとって素敵な世界の扉が開くはずです♪