【取材日記】かなで

更新日:2024年10月17日


 今回の取材先は「かなで」です。「かなで」の代表で助産師の菊岡さんから貴重なお話をたくさんお伺いすることができました。

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 「かなで」が行っている活動は、主に3つあります。
 1つ目は、子育て支援の一環として職場復帰をするママのための復職セミナーの開催。
 2つ目は、主に性教育を切り口としてお話をする子育て講座の開催。
 3つ目は、月に一度妊婦さんと0歳児のママを対象としたママカフェの開催です。

 このように「かなで」は、主に未就学児・未就園児の家族に向けたサポートをするため、精力的に活動されている団体です。

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 「かなで」の活動のきっかけとなったのは、菊岡さん自身、一児の母であり、ご自身が産休・育休から仕事に復帰する際に、仕事と育児の両立ができるか?職場に迷惑をかけてしまうのでは?と悩んだことでした。
 自分には助産師や保健師として働いていた経歴があるけれど、知識があっても不安に思うということは同じように考えるママさんが大勢いるのではと思い、子育て支援の活動を始めました。

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 活動をする上での苦労についてお伺いすると、「個人的な活動であるため、周知が難しいことです。」と菊岡さん。情報を必要としている人にちゃんと届いているのか、という不安があるそうです。現在は、SNSによる周知(菊岡さんのインスタグラムはこちら)やママ同士の口コミなどで活動を広げています。
 また、性教育に関しては、日本はクローズなイメージがあります。今の大人たちは性教育を受けてきていないため、子どもへ教えるのが難しいといった悩みもあるそうです。

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 その一方で、菊岡さんが活動をする上でやりがいを感じるときは、講座を受講した方やママカフェに参加した方から感謝の声が届いたとき。習ったことを家庭で実践したときの子どもの反応や、パートナーと話したことなどを直接伝えてくれたときは、とても嬉しく、活動の励みになっていると嬉しそうにお話してくれました。

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 他団体との連携についてお伺いすると、主に以下の3つの場所と連携していることがわかりました。
 1つ目は、「つぼみの森第二保育園 子育て支援センターはなのもり」です。
 性教育を切り口にした子育てに関する継続講座を開催しています。
 2024/7/22(月)、8/19(月)、9/9(月)に開催される予定です。

 2つ目は、市原市若宮団地内にある「On Re.café」です。
 毎月第二金曜日に妊婦さんと0歳児のママを対象としたママカフェを開催しています。

 3つ目は、市原市青柳にある「おやこ食堂もぐもぐ」です。
 2024/7/1(月)に講座を開催しました。
 今後も「おやこ食堂もぐもぐ」と連携した活動を行っていく予定です。

 「かなで」は、このような場所と連携し、子育て支援を行っています。
 3か所とも駐車場があるので、車で気軽に参加できるのも魅力的ですね♪

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 最後に、今後の展望についてお伺いしたところ、「子どもが生まれる前から生まれた後のイメージを一緒に作れるようなサポートを行い、市原市での出産や育児が楽しくなるような場を作っていきたいです。」と菊岡さん。
 今回お話をお伺いして、菊岡さんの活動にかける前向きな姿勢に私まで力をいただきました。

 市原市で子育てをされている皆さん、「かなで」の講座やママカフェに足を運んでみてはいかがですか?同世代のお子さんがいるママとも交流ができて、子育てに関する悩みが少しでも解消されるはずです。


団体情報はこちら
収録時の様子を撮影した動画はこちらから