【取材日記】惣社子供塾
更新日:2024年06月17日
今回の取材先は「惣社子供塾」です。代表の田中さんから貴重なお話をお伺いすることができました。
惣社子供塾は、惣社町会の惣社自治会館で主に惣社・狭間・根田地区内在住の小中学校に通う児童・生徒を対象に学習支援を行っている団体です。
子ども達への学習支援のみならず、ハロウィンやクリスマスなどの季節の文化を楽しむ事業も開催しています。
設立のきっかけを田中さんにお伺いしたところ、当初は厳しい環境にいる子どもたちに勉強を教えたいという思いから、惣社子供塾を設立されたそうです。
田中さんは、惣社子供塾の設立前、市原市国際交流協会のアミーゴの会で外国の子ども達を対象に勉強を教えていました。アミーゴの会の教え子たちを連れて惣社子供塾を始めましたが、現在参加している子どもは日本人がほとんどだそうです。
活動される上での苦労についてお伺いしたところ、「子ども達が何人来るか事前にわからないため、勉強の教材の準備が難しい」とおっしゃっていました。
また、子どもが1人や2人ほどしか来ないときもあるため、先生をお願いしても先生が来てくれなくなってしまうこともあるそうです。
その一方で、やりがいは、「教え子が志望校に合格した時や生徒の成績が伸びた時。もっと嬉しいのは、教え子が自分たちと同じ立場でボランティア活動をしてくれることです」と嬉しそうにお話してくれました。
教え子が自分と同じ道を歩んでくれることはこの上ない喜びです♪
最後に今後の展望について田中さんにお伺いしたところ、「勉強したくても、場所がなくてできない子ども向けに学習支援をしていきたいです。」と力強く話してくださいました。
「実現は難しいと思いますが、24時間365日開放して、子どもたちがいつでも利用できる場所の実現を夢見ています」と田中さん。
インタビューを通じて、田中さんの活動にかける強い思いが伝わってきました。
今後の活動にも期待を膨らませながら、引き続き注目していきたいですね!
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