【取材日記】つなぐ Tsunagu
更新日:2023年09月08日
今回の取材先は「つなぐ Tsunagu」です。代表の大岩さんから貴重なお話をたくさんお伺いすることができました。
つなぐ Tsunaguでは、不登校の子供向けに支援を行ったり、子育て世代のママたちが集まりSDGsを考えるきっかけづくりに取り組んだりしています。具体的には、地域の実情を踏まえた学習会や学用品シェア会を実施しています。加えて、制服やジャージのリユース活動も行っています。
「ものが循環することで家計への負担軽減につながる事はもちろん、着ていた人の思いも受け取ることができるので素晴らしく思います。」と大岩さん。
部活動で汚れた跡があったり、ゴムが伸びていたりとかつて袖を通していた人の思い出がたくさん詰まっているジャージや制服たち。その一方で、不登校のため使用頻度が低く新品同然のものも中にはあります。「まだまだ十分着られる状況なのでどんどん着てもらたいです。そうすることで、洋服たちもきっと喜んでくれると信じています♪」と大岩さん。
地域のママ達が集まり、お互いに助け合いながら活動の輪をどんどん広げていきました。世代を超えて使用されるのはなんとも感慨深いですね...
活動を始めたきっかけは、ご自身のお子さんの不登校。「当時は不登校に関する情報が少ないうえに支援に繋がるアクセスが難しく、暗中模索の状況でした。でも、そんなときに校長先生をはじめ地域の方が親身になって支えてくれたおかげで無事に乗り越えることができました。」と大岩さん。
そこで、今度は自分が地域の方々に恩返しもかねて還元したいと思い、昨年の11月に団体を設立しました。活動を始めてからまだ間もないですが、大変マルチに活躍されています。
最近ではウエルコミでの子供の居場所に関するイベントや社協で実施された小域福祉ネットワークの連絡会議に参加されました。「まちサポに団体登録したことをきっかけに、あらゆる方々と関わることができてうれしい限りです!」と力いっぱいに話してくれました。
「活動を通して様々な立場の人同士がつながっていく」まさにこれこそ大岩さんが求めていた理想像でした。団体名を「つなぐTsunagu」にしたのも新たなつながりが形成されることを願ってのことでした。
「活動を通して以前に比べて様々な方と関わる機会が格段に増え、自分の世界が一気に広がりました。他団体と連携することで、選択肢が増えてできることが広がりました!また、何よりも家族の絆がより一層深まった気がします」と大岩さん
公私ともに充実しているのがその表情から十分伝わってきますね♪
「活動を始めた当初はこのような展開になるとは予想もしていなかったので、本当にびっくりです。今があるのは、周囲の皆さんのサポートのおかげです」と話してくれました。
お話を伺って、周囲の皆さんが救いの手を差し伸べるのは、大岩さん自身の人柄の良さも大きく影響しているのだと強く実感しました。
常に一生懸命な大岩さんのお姿を見ると「私も頑張ろう!」という気持ちになります。つなぐTsunaguの今後の活躍に今から目が離せないですね!皆さん乞うご期待です!