【取材日記】大正琴ロマン
更新日:2024年10月29日
今回の取材先は「大正琴ロマン」です。代表の永野さんから貴重なお話をたくさんお伺いすることができました。
大正琴は、一般的な琴に比べて大きさが小さく、手に収まって演奏ができます。木製の中空の胴に2〜12本の金属弦を張り、ピアノの様な鍵盤(キー)を備え、鍵盤を左手で押さえて右手の義甲(ピック)で弾いて演奏します。
ピアノやハーモニカに似ていて、親しみやすい楽器として有名です。
永野さんは、現在講師として構成員の方に大正琴の演奏方法をご指導されています。構成員の方は、年に数回開催される発表会や高齢者施設での公演に向けて、毎回一生懸命練習に取り組まれています。
現在は春先に開催されるコンサートに向けて、日々練習に励んでいるそうです。
会員の数は現在12名で、女性の方が多く毎回和気あいあいと活動に参加されている印象でした。五井公民館で月2回、初心者コースと中級者コースの二つクラスに分かれて練習会を実施しています。初心者コースでは、「体験会」と称して初めての方が気軽に参加できるようになっています。
「敷居を低く設けることで一人でも多くの方に大正琴の魅力を伝えられたらと思います。趣味の一環として気軽に始めてもらえれば嬉しい限りです!」と永野さん。
活動を始めたきっかけは、知り合いに依頼されて行った介護施設での演奏会。聴衆の方から想像以上の反響を得ることができ、「もう一度あの喜ぶ姿を見たい!と思い活動を継続することを決意しました。
クリスマスやハロウィンなど季節にあったイベントも随時、開催しており大変好評だそうです♪
「やりがいは、聴き手の笑顔です。喜んでいる姿を見るとこちらまで明るく嬉しい気持ちになりますね」とお話してくれました。
今後の活動についてお伺いしたところ、「団体の高齢化が著しく、移動手段も限られてきていますが、できることを最大限にやるをモットーに引き続き活動に取り組んでいきたいですね!」と力いっぱいに話してくれました。
3月と4月にはコンサートを開催するそうですので、興味のある方はぜひとも会場まで足を運ばれてみてはいかがでしょうか。