【取材日記】房総フラメンコプロジェクト ちばもす
更新日:2023年09月08日
今回は「房総フラメンコプロジェクト ちばもす」の代表である菅家さんから団体の活動内容から団体結成までの成り立ち、苦労話など貴重なお話をたくさん伺いました。菅家さんは、団体の代表として活躍されている傍ら、地方公務員としても働いています。今回取材をさせていただいて、今流行りの二刀流を見事にこなしている姿に圧倒されました!
そもそも、団体名に含まれている「ちばもす」にはどのような意味が込められているのでしょうか。「ちば」は千葉県の「千葉」から、「ばもす」はフラメンコ発祥の地であるスペインの「Vamos」(英語のLet's Goを意味する)という言葉からそれぞれ単語を組み合わせて名付けたそうです。
活動を始めたきっかけについてお伺いしたところ、「千葉でフラメンコのアーティストが活躍できる場をもっと広げたい!」という団体の代表としての熱い思いと「フラメンコを通じた地域交流、地域活性を図りたい!」という地方公務員ならではの熱い想いが合わさって活動が始まりました。
活動そのものは、県内の施設を中心に行っています。イベント会場やレストランやホテルの一角のスペースを使って、毎回華やかな舞を披露しております♪
メンバーには、ダンサーを始め、歌い手やギタリストのほか、日本を代表するプロのギタリストの方もいます。また、縁の下の力持ちとしてイベントの企画・運営に携わっている方など実に様々です。
その一方で、県内の大学のフラメンコ部との交流もあったりと非常にマルチにご活躍されています。お話を伺っていくなかで、活動自体も大変充実している印象を受けました。
なんといっても回ごとに出演される方の組み合わせは変わるため、バラエティ豊かな演出となり、初めて踊りのショーを見に来られる方はもちろん、以前ご覧になられた方も十分に楽しめる内容となっているそうです。
参加者を楽しませるため、あらゆる工夫をされている「ちばもす」さんですが、ここまで到達するには、多くの苦労もあったそうです。「活動を始めた当初は、そもそも何から始めればよいのかわからず模索状態が続きました。」と菅家さん。その一方で、県内において、人脈が形成されていなかったため人と人とをつなげるのにも大変苦労されたそうです。
また、"練習場の確保"にも苦慮されたそうです。フラメンコは、踊りの中で非常に数多くのステップを踏むためそのまま踊ると床を傷つけるため、練習できる環境も限られてしまいます。そこで、練習会場には板を持参するなどして対応しているそうです。
しかし、コロナ禍の昨今ではそんな心配は御無用。参加者の方は会場に直接足を運ばなくても、ご自宅でオンラインによるフラメンコ講習会を受講できるようになりました。これなら気軽に参加できそうですね♪
「やりがいは、イベントを開催した際に、以前来てくれたお客さんが二回目以降もお越し下さったときです。」と菅家さん。そのときに、「活動を続けていてよかったな」と強く実感するそうです。
また、「幼いお子さんがステージショーをご覧になって感動のあまり涙を流してくれた時は本当にうれしかったですね」と話してくれました。
今後の展望についてお伺いしたところ、「今後もフラメンコを通じたさらなる地域交流を図っていきたい」と前向きに話してくれました。「フラメンコを通して地域を盛り上げていきたい」という熱い思いを常に胸に抱きながら活動に取り組む姿勢に感動しました。
「房総フラメンコプロジェクト ちばもす」の今後の活躍に乞うご期待ですね。
最後に、フラメンコのオンライン講習会についてのご案内です。「フラメンコなんて、敷居が高くて参加するのに躊躇してしまう」と思われている方もご安心ください。初心者でも気軽に参加して楽しめる内容をご用意されているみたいなので、興味を持たれた方は参加されてみてはいかがですか。
詳細につきましては、団体の公式サイトもしくはこちらをご確認ください。