【取材日記】西広環境保全会

更新日:2022年02月14日

地域内の環境の保全と景観の創出に取り組んでいる『西広環境保全会』代表の石川松五郎さんに、西広のヒマワリ畑でお話を伺いました。

★DSC09383.JPG石川代表は会の設立について、

「実は、このヒマワリ畑は休耕地だったんです。ですから草もかなり繁茂していて、防災上危険なこと、そして、数年放置されていたため美観も損ねるということで、『何とかしよう、みんなで草を刈ろうじゃないか』と、資金を出し合って『西広環境保全会』を今から8年前に結成しました」。

当初の整備について、

「休耕地は50アール近くあり、その草刈りから始めました。草刈りは本当に大変で、その頃はみんな元気でしたので、大汗を流しながら草刈り機で草を刈りました。草の中には廃棄物が捨てられたり、木が生えていたりしていたのをみんなで整備しました」と当時の苦労を思い出します。

★DSC09433.JPG現在の活動については、

「当初は10人で活動していましたが、高齢化などにより、現在は8人で活動しています。その8人もだいぶ高齢になり、これから先続けようか、続けまいか悩みました。しかし、柳池先生が手伝ってくれるようになり、そして、ボランティアさんもたくさん来てくださるので、活動を続けることにしました。現在は耕作面積を縮小して、効率よく、楽しめる花畑を目指して活動をしています。以前は、ソバや菜の花、ヒマワリ、コスモスの4種類を育てていましたが、現在は、菜の花とヒマワリの2種類だけです」。

月2回の作業日には、グリーンアドバイザーの柳池先生と毎回10人を超えるボランティアが手伝ってくれるようになりました。その他にも、

「ここで菜の花の手入れをしていたら、通りかかった人たちが、『私たちも手伝います』と言ってくれたことが心強かったです。また市原に転居してきた方からも、『ぜひお手伝いをさせてください』というような方もいらっしゃったので、非常に心強く思いました。このように、柳池先生とボランティアさんが加わっていただいたおかげで、私たちの活動はスムーズに進行しています。市民のみなさんに、きっと花が咲いたときに楽しんでいただけるんじゃないかと思います。また、柳池先生は、『今年はコスモスを少しやりましょう』とおっしゃっていますので、市の花であるコスモスも楽しめるんじゃないでしょうか」と、支援の輪が広がります。

★DSC09401.JPGボランティアに作業を指導する柳池先生は、

「ボランティアのみなさんが非常に協力的なので、大変なことはないです。最初は少ない人数だったのですけど、今では1回に12、3人は集まってくださるので、みなさんで分担しています」。

そして、

「ヒマワリの景観ってだいたい同じ種類で、同じ高さなんです。昨年は2mを超えるウチワヒマワリを育てたのですけど、高さが高すぎちゃって。ハシゴをかけないとヒマワリの写真が撮れないということもありました。そこで今年は、30㎝、1m、120㎝、160㎝、2mというように、いろいろ高さを変えて、黄色、オレンジ、白というように、いろいろな種類のヒマワリを組み合わせながら、ちょっと変わったヒマワリ畑を作っています。いろいろな特徴を持ったヒマワリがあって、花の咲く時期や、大きさ、形、色がみんな違います。ちょっとその辺にない環境を作る、今までにない壮大な計画です。うまくいくかはこれから楽しみなのですが」と笑顔で話してくれました。

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ちょうど話を伺っている時に、柳池先生がみんなに小湊鐵道の列車が通ることを伝えます。すると、ボランティアのみなさんは作業を止めて、大きく手を振りました。

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この光景に石川代表は、

「柳池先生もいろいろ工夫を凝らしていただいて、ご覧のように、両脇に背の高いヒマワリを、真ん中に背の低いヒマワリを育てています。これは、ヒマワリの上を小湊鐵道の列車が走って見えるように種を蒔きました。写真を撮る人には、いい光景になるのではないでしょうか。ただ植えればいいというわけではなく、少しでも楽しんでもらえるように耕作できればいいなあと思っています。小湊鐵道の列車に乗ってくる乗客が、最初に目に触れる花、ヒマワリや菜の花を車窓から見ていただきたいですね。トロッコ列車が通過するときに、手を振ると乗客も手を振ってくれたり反応がありますので私たちも楽しみです。そして、ちょっとした触れ合いでも、乗客が気持ちよくトロッコ列車に乗って、『地元の人が手を振ってくれたな』って伝わればいいと思います」。

そして、

「ここは、隣に西広堰農村公園があって、近くには市原の指定文化財に指定されているかつての養老川西広堰保管庫があるので、多くの方が散歩に訪れて、この景観を見てくれます。それから、インターネットで知ったと思いますが、遠くは、神奈川、東京、埼玉から、写真の好きな方が撮影に来てくれます。私もブログで発信していますが、一人でも多くの市民や県外の人に来てほしいですね。そして、気持ちよく散歩していただきたい。また来たくなるリピーターが増えるといいですね」と話してくれました。

みなさんも、石川さんたちのヒマワリを見に訪れてみませんか。

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取材の様子を収録した市原FM(76.7Hz)のイチラジは7月19日(月)から30日(金)の月曜日から金曜日、12:00~12:30に放送予定です。放送内容はYouTubeでも聴くことができます。

※ヒマワリ畑の写真も紹介している石川代表のブログ 

養老とんび