【取材日記】おもちゃ病院市原

更新日:2020年11月18日

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五井公民館の2階の実習室の入り口に『おもちゃ病院』の青いのぼり旗を発見。

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今日は『おもちゃ病院市原』に伺いました。

部屋の中では、会員の皆さんが真剣な表情でおもちゃを修理中。

現在会員は10名で、毎月第1金曜日におもちゃ病院を開院しています。

この日も、おもちゃを修理してもらったという女性がおもちゃ病院に訪れ、何度も何度も会員の皆さんに頭を下げて、お礼を言っていました。

IMG_3349.JPG「たかがおもちゃ。されどおもちゃなんですよ。おもちゃにはみんなの想いが詰まっています。だから治してあげたいんです」と笑顔で話してくれたのは、代表の石川英明さんです。

「先日もサンタクロースのおもちゃを夜なべをしながら治したんですよ。依頼主の女性がおもちゃのスイッチを押すと、サンタクロースが腰を振って踊り出し、女性は突然、涙を流し始めました。私も困ってしまい、涙の理由を聞くと、亡くなったご主人のおみやげの品だったそうです。治して喜んでもらうことが、ボランティア報酬ですね」とやりがいを話してくれました。

また「30年間使っていなかったベビーベッドの上で廻るメリーゴーランドのおもちゃを、孫のために修理してほしいとの依頼がありました。このときは、電池ボックスの液漏れが原因で何とか修理できました。リモコンなどの電池ボックスは年2回、布で拭くことが大事」と教えてくれました。

IMG_3341.JPGおもちゃの修理代は、修理の部品代だけをもらっているため、要らなくなったおもちゃを寄付してもらい、部品をストックしているそうです。

また、日進月歩で進むおもちゃの技術に対応するため、北海道から沖縄まで組織されている日本おもちゃ病院協会に加盟し、売っていない修理用の工具を供給してもらったり、情報共有を行ったりしています。

おもちゃ病院集合写真.jpg今年、市原市社会福祉協議会から、長年にわたりボランティア活動を通して社会福祉の増進に寄与したことに感謝状が贈られました。

「おもちゃは電子の時代になり、修理も難しくなってきました。しかし、子どもたちに喜んでもらうため、何とかして治してあげたい。袖ヶ浦市のおもちゃ病院の皆さんとも協力して、みんなで知恵を出していくしかない」と、今後について力強く語ってくれました。