取材日記(いちはら折り紙フレンドリークラブ)

更新日:2020年04月30日

今回は「いちはら折り紙フレンドリークラブ」の活動をご紹介します。

代表を務める土井清二さんの、この笑顔を御覧ください!
取材の最中も、瞳を輝かせながら折り紙の魅力を楽しそうに語ってくださいました。

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日本人なら誰でも一度は折ったことがある「折り紙」。
1枚の紙から生み出される作品には、時に芸術の域に達するものもありますが、土井さんは折り紙の達人ではありません。
何を隠そう、土井さんは「人を笑顔にする達人」なのです!

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手にされている折り鶴は、ただの折り鶴ではなく、なんと「羽ばたく折り鶴」!
いたずらっ子のように相手の顔を覗き込み、「いいですか?羽を広げて尾を引っ張ると、ほら!」
見事に鶴が羽ばたきました!
取材する私たち全員が歓声を上げて笑顔になってしまう、この実力。さすが、折り紙フレンドリークラブの会長です。

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続いて登場したのは、「パクパクくん」。
お口をパクパク動かすと、ユーモラスな表情で「Hello!」とご挨拶。
こちらの口元も、思わずほころびます。
動画ではないのが残念ですが、どうです?動いているのを想像するだけで、皆さんも笑顔になりませんか?

ところで、「いちはら折り紙フレンドリークラブ」ってどんな活動をされているのでしょう?

残念ながら新型コロナウイルスの感染拡大で様々なイベントが中止となってしまいましたが、この春に予定されていた「房総里山芸術祭いちはらアート×ミックス2020」や、「東京オリンピック・パラリンピック2020」のおもてなし事業の一環として、日本の伝統文化である「折り紙」を通じての国際交流を目指している団体さんなのです。
日本の折り紙は、いまや「ORIGAMI」として世界中でも知られた存在です。
言葉が通じなくても、動く折り紙を見たら誰でも興味深々で近づいてきて、笑顔で交流が出来てしまう魔法のアイテム。

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2018年に世界女子ソフトボール大会が日本で開催された際、市原市はニュージーランドチームのホストタウンとなりましたが、その時にも土井さん達の作った「羽ばたく折り鶴」は大人気でした。
今年も芸術祭やオリンピックに向け、近隣の小学生や老人会の皆さんにご協力いただきながら、段ボールいっぱいの羽ばたく折り鶴やパクパク君を制作して準備を進めていたのですが、笑顔の交流はしばらくお預けです。来年には、きっとたくさんの方を笑顔でおもてなし出来ると信じて、今もみなさんご自宅で鋭意製作中だそうです。

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それにしても、どうして折り紙での国際交流を目指すようになったのでしょうか。
土井さんは技術者として長年働いた会社を定年後、地域貢献活動に励んでいらっしゃいましたが、2012年にイギリスに住むお嬢様の出産のため、奥様とお二人で2か月のロンドンステイが急遽決まったそうです。英語が大の苦手の奥様をサポートすべく、英会話を猛勉強するために選んだのが、マレーシア クアラルンプールへの1ヵ月への語学留学。
日本人が一人もいない学校で、40歳近く年齢の離れた若者と共に学ぶこの行動力!
言葉の壁を乗り越えるべく、ここで折り紙が登場したのかと思いきや、動く折り紙の登場はこのロンドンステイから2年後。
ロンドンから帰国後、「旅の中で生活し、現地の人との交流を求める勝手気ままな一人旅」を目指しバックパッカーとして東南アジアの国々を訪れることを決意した土井さん。

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最初に訪れたフィリピンでは、通常の折り鶴で交流に挑戦。
更なる強力アイテムとして動く折り紙の習得を目指し、2カ国目のベトナム旅行を前に従姉さんからの特訓を受けて「羽ばたく折り鶴」をマスターし、見事、出会った方々との笑顔の交流を果たしたそうです。
国際交流が今後ますます盛んになるこれからの時代、シャイな日本人でも言葉を用いず、世界中の方々と交流できるアイテムとして「折り紙」の可能性を実感した土井さんは、いちはら折り紙フレンドリークラブを立ち上げ、活動を始めたそうです。

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2019年に訪れたインドネシア ジャカルタの大学生との折り鶴交流での一場面。みなさんの笑顔が眩しいですね。

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軽妙な語り口で旅先での交流をまとめた旅行記は、地域連携推進室でご覧いただけますので興味のある方はお声がけください。
ハラハラどきどきしながら、東南アジアひとり旅に出かけた気分を味わえること間違いなしです。

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子どもたちは学校に登校できず、大人も在宅勤務で自宅で過ごす時間が多い今だからこそ、集中力や想像力、コミュニケーション能力を養える折り紙を家族で楽しむ絶好の機会です。
皆さんも息抜きに、折り紙に挑戦してみてはいかがでしょうか。
そして、是非、動く折り紙をマスターして笑顔で国際交流をしてみてください。

(いちラジ「いちはら折り紙フレンドリークラブ」)

(団体紹介「いちはら折り紙フレンドリークラブ」)