はじめてガイド

取材日記(月崎森遊会)

更新日:2019年07月26日

お知らせ

小湊鐵道の月崎駅前にある森ラジオ ステーションをご存じでしょうか。

過疎高齢化の進む市南部地域の活性化を目的に、2014年に開催された芸術祭「いちはらアート×ミックス」で、森と人を繋ぐ場所として制作された木村崇人さんの作品です。

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元々は小湊鐵道保線員の詰め所小屋として使われていた建物に、苔や山野草を芸術祭ボランティアらと共に植え、会期中の植物の管理や来場者のおもてなしを一手に引き受けたのが地元月崎地区の皆さんです。芸術祭終了後は、地区の有志が中心となって作品の管理団体「月崎森遊会(つきざきしんゆうかい)」を立ち上げ、毎月第3日曜日の定例会を中心に、日々植物の管理や訪れた方との交流を続けています。

普段の月崎駅は乗降者数も数えるほど。子どもや孫たちは交通の便が良い場所に移り住み、地域全体に活気がなかった月崎駅周辺ですが、いざ芸術祭が始まると地域の様子が一変。作品を目当てに都会から若者が押し寄せ、作品の案内をしたり地域のことを話すのが生きがいになったと笑顔で語るのは、御歳80歳を超える「ゆきちゃん&あきちゃん」。

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温かなおもてなしと、森ラジオ ステーションの癒しの空間が評判となり、今では固定ファンも多く訪れるようになったそうです。この場所を初デートに選んだカップルが結婚式をあげたり、映画の撮影の舞台になるなど、森と人を繋ぐだけでなく、人と人を繋ぐ場所にもなっています。収録日当日には、森ラジオ ステーションの写真を撮りに四季折々訪れていた千葉市在住の女性が新たに会員として加わり、作品の魅力について語ってくれました。

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天気の良い日には天窓から差し込んだ陽光が室内に美しい虹を作り出し、昔懐かしいラジオからは近隣の山に設置したマイクからのライブ音を聞くことができます。

「ラジオからは、水のせせらぎや鳥の鳴き声、時にはイノシシなどの獣の足音も聞こえるんですよ!」

室内に居ながらにして、訪れた人は自然の息吹を感じることが出来る癒しの空間です。

日々、植物が育ち表情を変える森ラジオ ステーションですが、今は植物が作る『森のトンネル』の完成を目指し、植樹した木々の手入れも行っています。

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取材中も、小湊鐵道が駅に到着するたびに笑顔で手を振る会員の皆さんに、笑顔で応えるお客さんや乗務員さんの笑顔に逢うことができました。

誰もが優しい気持ちになれる場所に、是非足を運んでみてください。

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団体情報のページ「月崎森遊会」

活動の魅力や苦労話などはいちはらFMの『イチラジ』で聴くことができます。

放送日時 8月5日から8月16日までの月曜から金曜日の12:00~12:30 周波数  76.7MHz

ユーチューブでも聴くことができます。