イノシシが大穴を
更新日:2020年11月27日
活動報告
【団体名】風呂の前里山保存会
事件は10/29夕刻、地元会員からカタクリ地の斜面に数か所に大穴がと知らせが入った。
イノシシの仕業か?とうとう来るべきものが!
これまでも、活動地には、ヤマユリが大小合わせ100株以上自生し、毎夏の花を楽しみに大事に成長を見守ってきたが、数年前に球根のゆり根をほとんど食べられてしまった。
初夏に咲く大輪の花を楽しみに世話をしてきた会員たちは、地団駄を踏んでじっと我慢してきた。
今も夜な夜な広場で遊んでいるらしく、地面がほじくり返される痕跡が点在している。
また、自然薯のある場所を深く掘りおこされても、騒ぎもせず埋め戻してきた。
しかし、今回は別。
ついに北斜面カタクリ自生地斜面に大穴が数か所、掘られ荒らされ、上の台地にも数か所の大穴が見つかる。
何らかの手を打たないと、このままではカタクリ自生地が大変な事になる。
大事に守ってきたカタクリはユリ科、球根が食害危機に‥‥。
人間もその昔よりカタクリを食べ物として利用してきた。
おいしい味をイノシシが知ったらば、もうおしまい。
カタクリは寒方系、イノシシは南方系でこれまで問題になることはなかったが、温暖化で北上してきたイノシシが味を覚えたらば・・・どうなるんだろうか?
活動日に斜面の大穴を埋め戻し、調べたらカタクリはお目当てではないよう。
ほっとしたが、次年度に向け何らかの対策を要すべきと総意を得たのである。
この日は、斜面の草刈りと刈り取った草を掻き取りました。落葉前にしておかないと大変なことに。
斜面での作業は重労働で膝はガクガクです。でも、この作業をしないと春にカタクリに会えないのです。
きれいになりました。晩秋の里山は紅葉もきれいです。
珍しい植物を紹介します。
ビナンカズラ「美男葛」
種をすりつぶして整髪料になるそうで、昔の男性が使用していたそうです。
当会では、一緒に活動してくれる仲間を募集しています。