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「房総古代道研究会」が調査報告書と会誌5号を発刊

更新日:2021年03月30日

活動報告

【団体名】房総古代道研究会

「房総古代道研究会」では、このたび調査報告書『市原市の六十六部廻国供養塔』と会誌『房総古代道研究(五)』を発刊しました。
石造文化財のなかに「六十六部廻国供養塔」と小分類される石塔があります。
六十六部とは数年かけて全国の巡拝地をめぐる行者のことであり、四国八十八ヶ所巡拝の全国版と言えばわかりやすいでしょう。
行者は功徳を重ねた崇高の人として迎えられ、各地に廻国供養塔が造立されました。

千葉県には1000基余りの供養塔がありますが、市原市の報告はわずかでした。房総古代道研究会では綿密な実態調査をおこない、市内の151基を報告書(A4版106頁)にまとめました。
会誌5号(A4版70ページ)では廻国供養塔から読み取れる江戸時代の世相を特集しました。また地元に密着した話題として、房総三国成立の真相、菊間藩・鶴舞藩誕生の背景、平群氏由来の安房国平群郡などがあります。
研究会では報告書、会誌5号をいずれも、一冊700円で一般頒布します。

FAX(0436-23-1098)にてお申し込みください。

房総古代道研究(五).png市原市の六十六部廻国供養塔.png