昨年(2019)の台風により土砂崩れしたカタクリ自生地の北斜面
更新日:2020年10月29日
活動報告
【団体名】風呂の前里山保存会
10/19(月)上4段を積み上げ補強した。
春先に補修を施して以来の作業である。
多くのアドバイスを頂きながら補強作業をしている。
この斜面は今なお、雨のたびに少しずつ崩落が続いている。
下の観察路も土砂が削れ割れてきて側溝に流れ出る絞り水量の多さにも驚きである。
この絞り水が土砂も一緒に押し流すのである。
作業前の斜面
サラシナショウマ
自生するサラシナショウマが見事、数年ぶりに山が白く染まっている。
ここ数年、サラシナショウマが花をつけるのが減小傾向になるのにどうしたのか?
温暖化のしわざかなと心配してきたが、今年は多く咲いている。
秋の降雨量に影響するのか?面白い現象である。
この植物は他の植物に比し芽出しから花をつけるまでなんと長い時を費やすことか、春一番に芽を出し、晩秋になって開花する。
生き残り戦略にどんな意味合いがあるのでしょうかね。
トリカブト
トリカブトも開花し、色合いが濃く、花の少ないこの時期に紫入りの花が人目を惹いている。
秋が深まり、頭上の雑木林は少しずつ紅葉に近づいている。
風呂の前でも雨量の多い年は紅葉が見事な気がする。
春の芽吹き時とは違う雑木山の晩秋、心に染み入るしっとりとした風情がある。